Salesforce の項目マッピングと同期ジョブ
ソクミツの顧客・案件・見積を、Salesforce のどのオブジェクトのどの項目に送るか (項目マッピング) を決める方法と、送った結果を確かめる「同期ジョブ」の使い方です。どちらも組織の 管理者 が使います。
Salesforce 連携は、ご契約のプランによっては使えません。プラン一覧と料金 を見てください。先に Salesforce 接続の設定 で接続を済ませてください。
画面上の「案件」は、組織の設定によって「施行」など別の呼び方になっていることがあります。
画面の場所
| 画面 | 開き方 |
|---|---|
| 項目マッピング | 「管理 → データ連携 → Salesforce」の「項目マッピング」で「設定を開く」(接続すると表示されます) |
| 同期ジョブ | 「管理 → データ連携 → 同期ジョブ」。Salesforce の画面の「同期ジョブ」の「一覧を開く」からも開けます |
項目マッピングの考え方
送り先を設定したものだけが Salesforce に送られます。 何も設定していないうちは、接続していても何も送られません。
画面は「顧客」「案件」「見積」のタブに分かれています。「見積」のタブには、見積・見積明細・前受金の 3 つの送り先が並びます。
| タブ | 設定する送り先 | 初めに選ばれているオブジェクト |
|---|---|---|
| 顧客 | 顧客の送信先 | 取引先責任者 (Contact) |
| 案件 | 案件の送信先 | 商談 (Opportunity) |
| 見積 | 見積・見積明細・前受金の送信先 | なし |
それぞれの送り先で、次の 3 つを決めます。
| 設定 | 内容 |
|---|---|
| 送信先のオブジェクト | 送る先の Salesforce のオブジェクト。標準オブジェクトにもカスタムオブジェクトにも向けられます |
| 外部キー(レコードの突合) | ソクミツの ID を入れる、Salesforce 側の「外部 ID」の項目。同じデータを何度送っても、Salesforce 側でレコードが増えずに更新されます |
| 項目の対応 | Salesforce のどの項目に、ソクミツのどの項目 (または決まった値) を入れるか |
見積明細と前受金は、見積を保存したときに一緒に送られます。見積の送信先を設定していても、見積明細・前受金の送信先が未設定なら、明細・前受金は送られません。
送り先を設定する
- 送りたいもののタブを開きます
- 「送信先のオブジェクト」で、送る先のオブジェクトを選びます。一覧に無いときは「API 名を直接入力」で入力できます
- 「外部キー(レコードの突合)」の「Salesforce の外部 ID 項目」を選びます。候補が無いときは、Salesforce 側でテキスト項目を作り、「外部 ID」にチェックを入れてください
- 「項目の対応」で「項目を追加」を押し、左に Salesforce の項目、右にソクミツの項目を選びます
- Salesforce 側で必須なのに、ソクミツに対応する値が無い項目 (商談の「フェーズ」など) は、「固定値を入れる」で決まった値を入れられます
- 右の候補には、左で選んだ Salesforce の項目の型 (日付・数値など) に入れられる項目だけが出ます
- Salesforce の項目の文字数がソクミツより短いときは注意が出ます。長い値は送るときにエラーになります
- 「保存」を押します。「見積」のタブは、見積・見積明細・前受金をタブの下の「保存」でまとめて保存します
外部キーを選ぶまでは、項目の対応を追加できません。また、送信先のオブジェクトと外部キーだけ決めて項目の対応が 1 行も無いと、送るときに失敗します。
送り先の設定をやめるときは「設定を削除」を押します。それ以降、そのデータは送られません。
値の置き換え
ソクミツの値と Salesforce の選択リストの値が違うときは、行の下の「値の置き換えを設定する」で読み替えを決められます。たとえば、見積明細の「税区分」の「外税」「内税」を、Salesforce の選択リストの値に合わせて送れます。表に無い値は、そのまま送られます。
参照項目 (ほかのレコードを指す項目)
Salesforce の項目が参照項目のときは、下にもう 1 つ選ぶ欄が出ます。
- 「Salesforce の ID をそのまま入れる」: ソクミツ側の値が Salesforce のレコード ID のとき
- 「〇〇 の外部 ID で指す」: 参照先のレコードを、その外部 ID で探して指すとき
見積明細を親の見積につなぐときは、ソクミツ側で「見積 › ID」を選び、Salesforce 側で親の見積を指す参照項目を選んでから「外部 ID で指す」を選びます。
Salesforce 側の商品や価格タイプなどを指したいときは、ソクミツの商品・価格タイプなどの「外部ID」に Salesforce のレコード ID を入れておき、「商品 › 外部ID」「価格タイプ › 外部ID」などを選びます。ソクミツの商品などのマスタそのものは Salesforce に送られません。
商品の「外部ID」は、次のどちらかで入れます。
- 1 件ずつ入れる: 管理 → 商品 で商品を開いて「編集」を押し、下の「システム情報」の「外部ID」に入れて保存します。消したいときは欄を空にして保存します
- たくさんの商品にまとめて入れる: REST API の商品の一括更新 (
PATCH /api/v1/products) で、1 回に 200 件まで入れられます。システム会社などに頼むときは、開発者向けの 商品の一括更新 を案内してください
顧客の行の「取り込み」のチェック
顧客のタブでは、行ごとに次の 2 つを選べます。
- 「Salesforce へ送る」: ソクミツで顧客を保存したときに、この項目を送ります
- 「「Salesforce から取り込み」でも使う」: 顧客の画面で「Salesforce から取り込み」を押したときに、この項目を取り込みます
固定値や、参照先の項目を使う行は、送るだけです。Salesforce 側の変更が自動でソクミツに戻るわけではありません。
AI に対応を提案させる
送信先のオブジェクトと外部キーを選ぶと、「AI に対応を提案させる」(ベータ) が使えます。両側の項目を読み比べて、対応の候補を出します。
- 「AI に対応を提案させる」を押します。通常 20〜40 秒かかります
- 候補が「確度 高」「確度 中」「確度 低」付きで並びます。高・中の候補は初めからチェックが入っています
- 使う候補にチェックを入れて「選んだ 〇 件を対応表に追加」を押します
- 対応表に追加された内容を確かめて、「保存」を押します (提案を追加しただけでは保存されません)
AI の提案は、組織の AI の利用枠を使います。ご契約のプランによっては使えません。使った量は AI 利用状況 で確認できます。
テスト送信で確かめる
顧客・案件・見積の送信先では、「テスト送信」で 1 件だけ実際に送って確かめられます。送信先を保存した後に使えます (保存していない変更があると押せません)。
- 「テスト送信」を押し、送るレコードを 1 件選びます
- 送る内容 (Salesforce の項目と、入る値) が表示されます。この時点では、まだ Salesforce には送っていません
- 参照先の顧客や案件がまだ Salesforce に無いときは、「先に送る」で先に送れます
- 「Salesforce に送る」を押すと、実際に送ります
- 結果が表示されます。成功したときは「Salesforce で開く」で確かめられます。失敗したときは、「AI に対処方法を聞く」で原因と直し方の見立てを聞けます
テスト送信は、本物のデータを Salesforce に送ります。テストで新しくできたレコードは、結果の画面の「このテストで作ったレコードを削除」で消せます。
同期ジョブ
「同期ジョブ」は、Salesforce へ送った処理と、Salesforce から受け取った更新の記録です。成功も失敗も同じ一覧に並びます。記録は削除できません。
初回の一括同期
連携を始める前からあるデータは、保存し直さない限り送られません。まとめて送るときは、同期ジョブの画面の上の「Salesforce への初回の一括同期」を使います。
- 「送信先を確認」を押し、送れるデータの種類を確かめます
- 「同期を開始」を押します
送信先を設定していないもの、送信先のオブジェクトが Salesforce に見つからないものは対象から外れます。顧客 → 案件 → 見積 → 見積明細 → 前受金の順に送られます。
一覧の見方
上の「すべて / 送信 / 受信」と「すべて / 失敗 / 待機 / 処理中 / 完了」で絞り込めます。一覧は自動では新しくなりません。最新の状態は「更新」で表示します。
| 状態 | 意味 |
|---|---|
| 待機 | 送る順番を待っています。送信に失敗して、やり直しを待っているものも含みます |
| 処理中 | 送っている最中です |
| 完了 | 送れました |
| 失敗 | 何度やり直しても送れませんでした。赤い枠に Salesforce からのエラーが出ます |
送信に失敗しても、すぐには「失敗」になりません。時間をおいて自動でやり直します。「試行 2/5」のように、何回目の試行かが出ます。
失敗したときは
- 赤い枠のエラーを読み、原因を直します (項目マッピング・Salesforce 側の項目や権限など)
- 一覧の行の再試行のボタン (↻) を押すと、もう一度送ります
| よくあるエラー | 直し方 |
|---|---|
| 「… の送信先が未設定です」 | 項目マッピングで送信先を設定し直してから、再試行します |
| 参照先の外部 ID が見つからない (Foreign key external ID …) | 顧客や案件がまだ Salesforce に無い状態です。参照先が送られると自動でやり直されます。残っていれば、参照先を先に送ってから再試行します |
| 「Salesforce の認証が失効しています。再接続してください。」 | Salesforce の画面で再接続します。接続が切れたせいで失敗した送信は、同じ Salesforce 組織につなぎ直すと自動でやり直されます |
- 受信 (Salesforce から受け取った更新) の失敗は、ソクミツからは再試行できません。Salesforce 側から送り直してください
- 直さない失敗は、行の ✓ のボタンか「未確認の失敗 〇 件を確認済みにする」で確認済みにできます。確認済みにすると、ホーム画面のお知らせに出なくなります (記録は残ります)。あとで同じデータの送信が成功したものも、お知らせに出なくなります